「シックハウス症候群」とは良く聞くものの、それが一体どういったものが原因で、どういった症状が出てしまうのかというのをきちんと知っている人は少ないかもしれません。
まずはシックハウス症候群を知ることから始めましょう。
シックハウス症候群とは、住宅に由来する様々な健康傷害の総称です。
従って単一の疾患を表す名称ではありません。
主としては、住宅の空気質に関する問題が原因として発生する体調不良を指す場合が多いです。
壁紙の接着剤など何らかの理由で住宅内の空気が汚染された結果、その空気を居住者が吸引することによって発生するとされています。
汚染源の一つとしては、家屋など建物の建設や家具製造の際に利用される接着剤や塗料などに含まれる有機溶剤、木材を昆虫やシロアリといった生物からの食害から守る防腐剤、またはそれに類する揮発性有機化合物があるとされています。
国内では1990年代より対策が進められてきました。
また、化学物質だけがその原因というわけではありません。
カビや微生物の糞や死骸による空気汚染も原因となりえます。
厚生労働省は、シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会を設置し、住宅内の空気質調査を元に住宅内に多く見られた物質を中心として、物質の人体に対する影響を考慮して13種類の揮発性有機化合物について、濃度指針値を示しています。
